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Cafeの片隅で [こぼれ落ちる想い]

  
もう丸12年だ。
Ryu's CafeというサイトをOpenさせて……
こぼれ落ちる想いをそっと片隅で綴ってきた。
そんなことをきっかけに、
差し伸べられたいくつもの言の葉の温もりに、ほっと癒されて。
本当の気持ちを吐露できる、そんな居場所を
やっと、見つけられたような気がしたものだった。
重なってゆく時間の中で、様々人生模様も変化して。
こぼれ落ちてゆく想いを、そのままに綴ることも許されなくなってきて……
ここで時間に心遊ばせることに罪悪感さえ感じるようになってしまって。
……辛くなった。

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それでも……
本当に時折、私を……
私のこの場所を思い出して下さる方がいる。
そっとおかれた言の葉の懐かしい温もりに、心がジュワッと満たされてゆく。
泣きたくなるほどに心が波打つ。
全身心ごと抱き締められているような、そんな感じ。

そっと密やかに。
想いを綴ってきただけの、この静かな場所。
積み重なってきた時間の分だけ……
訳も無く愛おしい。
人生にまだまだまだまだ青い青い自分が何だかほろ苦く微笑ましい。

過ぎてゆく時間をまといながら……
もう少し、このCafeの片隅で
そっと心遊ばせていきたいと感じている。






……久しぶりに、そっとおしゃべりしませんか。
……なんて、ね。(苦笑)





☆photo/(C)夏実














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daybreak [こぼれ落ちる想い]

   
義母が亡くなって3ヶ月が近くなり……
ようやく、こうして少し綴る事が出来るようになってきたように思います。

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3年前の夏……
義母の具合が悪くなり……
それ以後、自らの心そのままに言の葉を綴る事が出来なくなってしまいました。

その間、mixiのつぶやきやtwitter、Facebookなど、様々な媒体のお陰で、
もって行き場の無い心の欠片を、ほんのわずかではございますが……
そっと放つことが出来ました。
時折いただく言の葉や、優しい気配にどれだけ心励まされてきたことでしょう。
ただただ……感謝の気持ちしかありません。

『Ryu's Cafe』という、何ということのないサイトを立ち上げて、すでに11年。
その片隅で綴っておりました、私の拙い言の葉たちを集めた青い詩集が
形になってからも、もう7年が過ぎてしまいました.*:。.☆
その間に出逢った大切な方々も少しずつ少しずつ消えてしまって。
それは……まるで時間というふるいに
そっと、ずっとかけられ続けているよう……
そんな中でも、残ってゆく確かな小さな光があって。
その輝き、ぬくもりがどんなに心震えるほど愛おしいものであるか。

年齢を重ねてゆくことを実感致しますことは、実に切ないことでもありますけれど、
成熟した切なさは何とも言えず芳醇で、私に悪魔的な酔いをもたらして.*:。.☆

ですから(苦笑)
少し千鳥足気味ではありますけれど……
少しずつ少しずつ、また以前のように。
見失ってしまった私の想いの欠片たちをそっと見つけてゆくことを
始められればと、考えております。

心からの感謝と愛を込めて。
夏実




☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)














  

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想いの欠片、そっと拾い集めて。 ーJuneー [こぼれ落ちる想い]


年齢を重ねてゆくと

もっと ずっと

生き方上手になれるものだと想っていた


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2011.6.2.


◇ もう少しだけ……

  続く言葉にほんのりドキドキさせられて。



2011.6.3.


◇ 何気ないつぶやきに、そっとうなづいてくれる人がいる。 

優しい気配に心がにじむ。




2011.6.8.


◇ 梅雨の晴れ間。

  風景がぼんやりしているけれど、それが今の心には柔らかく添う。

  雨は嫌いじゃない。

  雨上がりの夕方は泣いた後みたいに、ちょっぴりスッキリとしているから。



◆ 本当に伝えたい事のために、余計な事を削ぎ落としていったら……

  とんでもなく何でも無い言の葉に成り果ててしまったということだ。




◇ その言の葉に、どのくらい想いが行ったり来たりを繰り返したかなんて……

  そんなことまで、伝わるわけない。




◆ 一つのことをするのに、

  年齢を重ねた分だけ長い助走が必要になってきたことを実感する。

  それだけ臆病になっているのか……

  様々な事がその事柄への集中力を削ごうとする。

  やらなければいけないことは山積しているというのに。




2011.6.26.


◇ 今日のお天気はまるで泣き笑い。

  ……何だかちょっぴり切なくなる。




◆ あなたの中で生きている私は、どんな私なのかと。

  ……少し聞きたくなった。




◇ 不器用なのだと、つくづく思う。

  いちいち立ち止まってしまっては、心波立たせて。

  それでも、それを表に出さぬように、

  上手に隠せるようにはなった……とは想うけれど。

  その分、自身の中でそれらの感情を本当にもてあましてしまう。

  ……結局は相変わらず。困ったものだ。





☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)










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想いの欠片、そっと拾い集めて。 ーMayー [こぼれ落ちる想い]



まるで、痛々しいかさぶたの上を、
そっと指先でたどるみたいだ。

本当に傷ついたのか……
そんな気がしていただけだったのか……

その具合を確かめなければ。

そうすることで

ようやく
視線の先をまっすぐにとらえることの出来る

勇気がわいてくるような気がする。



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2011.5.7.

◇ こんなことしている場合じゃないけれど(苦笑)少しだけ、息抜き。

  じゃないと、気持ちが溢れてしまいそうになるから。



◆ 眩しい陽射しが心の裏側にまで入り込んできそう。

  何かこそばゆくなりそうな記憶を探り出されそうで、

  心が少しざわめく。




2011.5.28.

◇ さて、取りかからないといけない事が山ほど。

  いい加減、弱気ばかりの私を脱ぎ捨てなくては(苦笑)。




2011.5.30.

◇ たっぷりのせたグレープフルーツがみずみずしいタルトと熱いカフェ・オ・レ。

  ……そして、小さくJAZZ。





2011.5.31.

◇ ふ……と、弱くなる。

  でも、それでもいい。

  そこから、また……と思える強さがあれば。






☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
 こちらからの無断転載はくれぐれもおやめ下さいませ。)









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想いの欠片、そっと拾い集めて。 ーAprilー [こぼれ落ちる想い]


……いつものように、綴ることが出来なくなって。
ずっと苦しかった……。

そして
今も、それはまだ。


そんなふうにずっと感じてきていたけれど。

そっと振り返ってみたら、
ひとひら
 ひとひら……

私の想いの欠片を見つけることが出来て。
少しだけ、愛おしくなってしまって。


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2011.4.1.

◇ その温もりだけが、ジュワリと染んで……

  心の一部をあっけなく溶け落とした。



◆ 触れた指先が心をそっとほどいてゆく。



◇ 声高に言わなくても……

  そっと、心に忍ばせるだけで良い事もある。



◆ 春色した花びらほころんで。

  見つめるキミも、また、それを見つめる私も。





2011.4.4.


◇ また逢いたい……と、感じてもらえる人でいられたら。  

  ほころび始めた淡い花色にそっと問いかける。





2011.4.5.


◇ 言葉を綴る時に……

  ずっとためらいのようなものが邪魔をするようになって。 

  

  それが自身の言葉を目にして下さる方を愛し過ぎてしまうせいだと、わかった。





2011.4.19.


◇ 気が重くてたまらないけれど、兎に角その事柄が過ぎた後(瞬間)を想像してみる。

  そこにやり遂げているはずの自身を見つけてみる。

  萎縮しきったなけなしのやる気に油を注いで、ほのかな灯りをともす。

  ギシギシと音をたててはいるけれど、とにかく、とにかく動き出せた。


  心って本当にやっかいなものだ。






☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
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…… [こぼれ落ちる想い]

 
声の限りに泣いたら……

この胸の中に、少しは春風が吹くだろうか。


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☆Photo/(C)MIZUTAMA
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雨夜の星 [こぼれ落ちる想い]

 
気づけば
空を見上げてしまう
そっと
探してしまう

見上げるたび
違う表情に出逢うから
そこに何か
見つけることが出来るような気がして

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こぼれ落ちた 吐息の先
たどること
振り切るように

また
見上げてしまう
視線の先に期待してしまう

生きても 
 生きても
  どんなに生きても

答えなど見つからない気がしているのに
どんな答えを
求めていたのかさえも
にじんで ぼやけて

それでも

そっと 
空を見上げてしまう
ずっと 
探してしまう

キミの見つめた視線の先を





☆Photo/(C)MIZUTAMA
(※このお写真はMIZUTAMAさまよりお借りさせて頂き、使用させて頂いております。
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最果 [Ryu's Cafe]

 
道をゆく

道と 信じた

道をゆく


最果ての地

知らぬまま


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未知をゆく

心引かれるままに

そのままに



道をゆく

道と 信じた

道をゆく



いつ終わるとも知らぬ旅

寂寞にとらわれて

醜態をさらしても



道をゆく

ただ 道をゆく

この思いの丈 抱きしめて







☆Photo/(C)MIZUTAMA
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青の狭間 [夏の欠片]

 
ゆるりと過ぎてゆく 静かな時間
午後の陽射し
真っ白なパラソルが受け止めて
優しい影を落としてくれる

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サイドテーブルの
フレッシュライムが爽やかなジン・トニック
ゆっくり喉を滑り落ちてゆく冷たさが
すぐに胸を焦がしはじめる
その熱さ ちょっぴり恋にも似て

グラスの氷がカシャリと音を立てて
見つめたグラスに
ツウーと汗が流れ落ちてゆく

ゆるり ふわり
心が青の狭間で目を閉じて
漂う時間に
吐息が漏れて

また ここに来れたこと
しみじみと感じてる






☆photo/(C)夏実













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swim [夏の欠片]

 
飛沫あげて 
 水から飛び出す

胸一杯の深呼吸

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降り注ぐ 
 太陽の拍手
クラリ、
 思わず目を閉じる

青の風に
激しく抱きしめられて 
 あっという間に
  心さらわれて
瞼に感じた
眩しいくちづけ


やっぱり
夏に 恋してる

めまいするほど
 恋してる




☆photo/(C)夏実










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