十三になる年 [My Only Son]
父を失ったあの時のボクと
同じ年齢になった息子
君ならどう感じるだろうかと
思いめぐらせている自分を見つけて
奇妙な具合に 心がざわついてしまう
息子の頭をかきまぜながら
何だか あの時のボクの頭もかき混ぜてやっているようで
何があっても 決して留まること無く流れてゆく時間の片隅で
独り立ち尽くした瞬間
父を想って初めて泣いた、あの日のボクを
それまで
涙を流すことさえ忘れていたボクを
※父と息子。
ボクと君。
今年は少しだけ特別な想いの重なった君の誕生日(6月4日)。
☆photo/(C)夏実