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偶然の素敵 [日常時々特別]

9月12日、そっと誕生日を迎えること……。
年齢をそれなりに重ねて参りますと、ちょっぴり素直に喜べなくなってきます。
それでも、年齢を重ねてゆくことは、それなりに素敵な偶然を見つける機会にも
恵まれるということでもあって。
そのお陰で、このところ、少し誕生日を迎えることへの戸惑いが
ほんのり淡く喜びに満ちたものに変化しつつあるような(笑)。
とても単純なことではございますけれど、
憧れの方や、大切に思っている方と同じ誕生日だったりするということ。
……本当に何とも偶然でいい加減なことのようですけれど、
これが何だか小さな幸せをもたらしてくれたりするわけです。
今日は↓このアルバムを聴きながら、この記事をしたためております。

バリー・ホワイト・グレイテスト・ヒッツ

バリー・ホワイト・グレイテスト・ヒッツ

  • アーティスト: バリー・ホワイト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2002/06/21
  • メディア: CD



そう……私はあのセクシー・バリトン・ヴォイスが魅力的な
R&Bシンガーでありソングライター、プロデューサーでもあるバリー・ホワイトさんと
誕生日が同じなのです(////)。
大きくそのお顔が拝見出来るこのジャケットをご紹介(笑)。
(サングラスでお顔ははっきりと見えませんけれど……。
とにかくものすごい迫力の体格とお顔です……!正直恐いです、とても(笑)。)

スティング・パワー

スティング・パワー

  • アーティスト: バリー・ホワイト, チャカ・カーン
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 1999/09/22
  • メディア: CD



彼は70年代に全盛を迎えておりますから、私はその全盛の時を全く知らないわけですけれど、
それでも、いつか必ず日本に来られた際にはその本物の歌声を耳に出来れば……と
心から願っておりました。
それが2002年には高血圧による腎不全のために入院することになってしまい、
2003年7月4日に脳卒中のために他界致しました。
ずっとずっと彼の回復を願っていたのですけれど……
思わず、その時には私も自らのサイト上にて、その死を深く悲しみました。
彼の作品にはとにかく愛情が溢れていて……聴いておりますと知らず心に微笑みが満ちてくるのです。
彼の若い頃の周りの環境といえばドラッグと暴力が蔓延し、荒みに荒み切ったものでした。
そんな中でも、決して折れることのなかった彼のたぐいまれな精神的強さが、ついにはその壁を打ち砕き、成功への階段を駆け上がっていきます。
彼の歌声に心をゆだねておりますと、命の強さ、(本当は弱い)人間の中にそれでも存在する強さというものをふつふつと感じてくるのです。
1970年代、マーヴィン・ゲイとバリー・ホワイトのレコードさえあれば、恋は成就するとまで言われた、そのセクシーな声とロマンティックなメロディ。
それをもってして、何ともストレートに愛を告白するのですから。(それはもう、赤面せずにはおれないくらいに!)濃い過ぎるくらい濃い……人なのです。

最初、その濃さに慣れないと思わず吹き出してしまうかもしれませんけれど(笑)。
もうそれこそ、愛しい人をキュッと抱き締めたくなるようなそんな魔法を、いとも簡単にかけてしまえる彼の声。
毎年、私の誕生日には同じ彼の誕生日を心の中でそっと祝います。
58歳から永遠に年齢を重ねる事はない、彼。
少しうらやましくもありますけれど。

……あ、お写真、ございました。やはり、濃いです(笑)、とても。



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コメント 12

sima

お誕生日、おめでとうございます。

バリー・ホワイト...あの声は、言い表しがたいほどに感動的に思えます。.
(ちなみに、マービンゲイも結構好きです。)

そう言えば、
(まったく関係ないのですが)
本日9/14は矢沢永吉の57回目のバースディでした。
そう言う自分に至っては、
自分の誕生日を忘れてしまうことも、ここ数年しばしば。

時間は過ぎ去ってしまうのではなく、
つねに積み重なっていくもの...などと考えていたら、
高校時代に習った微分・積分を思い出しました。
微分値で考えることが減り、
積分値ばかりを意識するようになってきたことが、
自身が歳を取ってきたという実感でもあります。
(相変わらず、意味不明コメントで申し訳ございませんです。(笑))
by sima (2006-09-14 16:10) 

ryus_cafe

nice!ありがとうございます♪
バリー・ホワイトご存じで頂けて、本当に嬉しく想います.*:。.☆
矢沢さんは今日だったのですね♪(何だか偶然に本日この記事をUPしたのですけれど♪)
矢沢さんのバラードも最高に素敵ですね。
(ご自身でもバラードの歌声には絶対の自信をもっておられることを聞いたことがあるように思います。♪)

微分・積分あたりがサラリと出てくるあたり、simaさんは理数系の方なのでしょうか.*:。.☆
私は兄にすっかり理数系の才能は奪われてしまったようで、理数系はとても苦手でございました(////);;;
それでも、何となくsimaさんがおしゃっていること、ニュアンスはよく伝わって参りましたよ.*:。.☆
by ryus_cafe (2006-09-14 17:03) 

katsura

遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます!

バリー・ホワイトさんは知りませんでした。さすがにマービン・ゲイさんは知っていましたが。
濃いお顔ですが味のあるお顔ですね。でも、ryus_cafeさんと同じ星座って思うだけでも、めまいがします(笑)。
わたしは2ヶ月前の7月12日が誕生日です♪
by katsura (2006-09-14 21:17) 

ryus_cafe

katsuraさん♪いつもnice!ありがとうございます♪
彼の笑顔は本当に素敵なのですけれど……なんだか思わず笑ってしまうのですね……(^-^*)クスクス♪
息子も大好き。わかりやすいメロディーライン、そしてきっと陰鬱としたものが彼の作品にはほとんど見当たらないからかもしれません。
もちろんメロウな雰囲気が、目眩がするほどたちこめているものもあるのですけれど(笑)、そのような作品であっても、決して暗さが無いのですね。
彼の声が全てを包み込んでしまう感じと申し上げれば良いでしょうか。

……"ryus_cafeさんと同じ星座って思うだけでも、めまいがします(笑)。"
この部分、思わず吹き出してしまいました。
そうですね、乙女座ですものね……(////)
katsuraさんはちょうど私の2ヶ月前にお誕生日だったのですね(^-^;;;;
とてもとても遅くなりましたけれど;
お誕生日、おめでとうございます.*:。.☆
心込めて。
by ryus_cafe (2006-09-14 23:40) 

sima

ryus_cafe さま、
いつも弊BLOGへの温かいコメント有り難うございます。
あくまでも私見ですが、
バリー・ホワイトの歌声と較べると、
矢沢は、やはり個性もスケールも一回り小さい気がしなくも無いです。
※私は矢沢のファンなので、
 憚らずに手厳しいことを言ってしまいます。
 (そのぶん、矢沢に対して、お金も時間も投資しているので。(笑))

ところで、
以前 ryus_cafeさんにコメント頂きました「飛行機」の件ですが、
実のところ、私も苦手でして...
とは言え、
仕事の関係上どうしても避けられず、仕方なく飛行機に乗っています。
(そんなこんなもあり、
 福岡とか広島へ行くにも、
 飛行機を使わずに、わざわざ新幹線を使うこともあるほどです。
 → いったん大阪で仕事をして、
   そのあとに、新幹線で広島へ...というコース。)
そんな中、
またまた海外への出張が決まり掛けています。
しかも、いつまで経っても好きになれない「デトロイト」へ...
正直言いますと、憂鬱で仕方ありませんです。
今回は直行便なので、まだ少しは我慢できますが、
いつもはトランジットがあるので、あの時間が しんどくて溜まりません。
と、愚痴を聞いて頂きまして申し訳ございませんです。
今回の出張がキャンセルになることを祈っています...(笑)
by sima (2006-09-15 17:04) 

翔

ママさん、おめでとう!誕生日はいくつになってもやっぱり嬉しい♪
特にママさんは「出産」という貴重な体験もされている方。おかぁさまがママさんを生んでくださった日でもありますものね。誕生日は。

僕も誕生日は母に感謝します。幸せで、長生きしてほしいなと。

心から「おめでとう」。最近締め切り前でネットができず、つまらない翔より。
by 翔 (2006-09-16 06:58) 

ryus_cafe

ごきげんよう、翔さん.*:。.☆おひさしぶりでございますね(^-^*)
とてもお忙しい状況のようでございますね;
どうぞ、無理のし過ぎのないように、なさって下さいませね。
……と申し上げても、翔さんはきっと頑張っておしまいになられるでしょうけれど。(苦笑)
奥様ケア(笑)もお忘れなくね(*^-^)ノ(^-^*)そっとナデナデナデナデ.*:。.☆
近ければ近いほど、見過ごしてしまう感情がございますね。
でもそれはそっと抱き締めてあげたり、撫でてあげたり、優しく心のこもった言の葉だったり……案外ちょっとしたことで解消されたりするものです。
殿方はついつい"言わなくてもわかってるだろう……"と、思いがちの部分がございますけれど、女はわかっていても言って欲しい……と、心のどこかでは思っているものですからね.*:。.☆
大したことを望んでいるわけではなく、ちょっとしたぬくもりを大切に感じているものなのですよ。
翔さんはきっと一生懸命にお仕事に没頭してしまうタイプ。
(だからこそ、最も近い人に理解していてもらわないと、ちょっとしたことで案外傷ついてしまったりもするでしょう?)
ついついいらぬ心配をしてしまいます(////)……ごめんなさいませね。
この度は、お祝いの言の葉をありがとうございました♪
心からの感謝をこめて.*:。.☆
(何だか妙な方向へお話が進んでしまいました;;;)
by ryus_cafe (2006-09-16 12:02) 

ryus_cafe

simaさんへ.*:。.☆
いつも素敵なコメントを寄せていただいて、とても嬉しく楽しく拝見させていただいております。
バリー・ホワイトにつきましては、人生の乗り越えなければならなかったものの大きさ重さが、そのままスケールの規模となってあらわれているように思われます。
(その大きさを、日本にいるだけでは身につかないことを矢沢さん自身もどこかでお感じになられていたのではないでしょうか……
などと、勝手に想像……。)
私の中で、ファンと言える方はバリー・ホワイトとルーサー・ヴァンドロスのお二人(////)
二人ともに、多岐に渡る音楽的(ものすごい)才能とともに、声が本当に素晴らしいのです。
バリーは58歳、ルーサーは確か52歳でしたかしら……(何だか若い方がおりませんね;;)二人ともすでにこの世を去っていて……(T-T)
大好きなアーティストのライブを楽しむ事の出来るsimaさんを、とてもうらやましく思います。

さて、海外出張の件。
simaさんはきっととてもきちんとお仕事をこなされる方ですから、憂鬱にもなられるのでしょう。
『デトロイト』……どのようなところなのでしょう。
……そうそう、愚痴だなんてとんでもないことでございます。
私にとりましては、そんなふうに感じておられるのだと、とても興味深くもございますし。
Cafeでちょっとした時間を過ごすように、こちらのblogに訪れていただけますことは、何より幸せなことでございます。
by ryus_cafe (2006-09-16 12:29) 

sima

ルーサー・ヴァンドロス...
一時期、彼の「Any Love」が好きで、
当時MDウォークマンで良く聞いた覚えがあります。
俗に言う Late/80's ブラコンの泣かせの vocal が、
いま聞いても、とても Romantic ですよね。
(逆に、いま聞いてこその素晴らしさがある気がします)
しかしながら、
バリーにしても、ルーサーにしても、
ryus_cafe さんの琴線に触れる musisians は、
なにかこう...ryus_cafe さんの詩集に相通ずるものを感じますね。
ちょっと俗っぽい言い方をすれば、
きっと多くの殿方から「これまで...適切に~ジェントルに口説かれて来たんだなぁ~」と、でも申しましょうか...ゴメンナサイ、いつもの snob さが、ここにまで発揮されてしまいました。
(今更ながら、深く~深く、反省中で御座います...)
by sima (2006-09-17 19:57) 

ryus_cafe

(////)ルーサーもご存じだとは。
もちろん超有名なお二人ですから、ご存じでもおかしくはないのですけれど、もうすでに二人とも他界……;
中々知っていて下さる方にお逢いするのも珍しくなって参りました。
ですから……本当に嬉しく思っております(////)
それに致しましても、私の詩集に相通ずるものが……(////)
そんな風におっしゃっていただいたのは初めてなものですから、思わずドギマギしてしまって。
……simaさんがsnobでございますか?
いえいえ、ちっとも。(ですから、反省などしないでいて下さいませね。)
とても素敵な方と出逢う事が出来て、なんと幸せな事だろうといつも思っております。
……適切にジェントルに……(////)
そうなのでしょうか……自分ではあまりよくわからないですけれど(////)
simaさんはきっと恋い多き方なのでしょう(^-^*)ふふふ♪
でも何事もスマートにこなされそうでございます.*:。.☆
……そうそう、ルーサーのことを少し。
ルーサーの最後のアルバムになってしまった『Dance With My Father』。
倒れる直前に完成させたアルバムのタイトル曲で、ルーサー自身もこれまで書いた中で最高の曲、と言い切ったこのナンバー。
最高の曲、と言い切ったこの作品のなんとシンプルなことでしょうか。
亡くなってしまった大好きだった父への想い、そして決して生き返ることなどありはしないとわかっていても、自分のためというよりも大好きな母の為に父の復活を心から祈るというナンバー。
究極の想いは実にシンプル。
バリーやルーサーは、私にいつもシンプルな感情であれ、ということをそっと教えてくれる存在なのですね(////)
by ryus_cafe (2006-09-18 04:17) 

sima

ルーサーのDance With My Father、感動のナンバーですよね。
彼が子供の頃に他界した御父様のことを唱った曲であると、
当時の音楽雑誌で読んだ記憶があります。
英語なので、歌詞の内容は良く分からないのですが、
いつもの艶っぽさと違う荘厳さ...とでも言うのでしょうか...
とにもかくにも、
Dance With My Fatherだけは、
彼の他のナンバーとは違うように感じました。
ちなみに、ちょっと調べたみたら歌詞が分かりました。
 If I could get another chance, Another walk, another dance with him,
 I'd play a song that would never never end
 How I'd love love love...To dance with my father again.
4年前、わたしも父を亡くしたのですが、
父親の存在というのは、
後になってみて色々感じることがあるのだと思います。
蛇足ですが、YouTubeに「この曲」のPVがアップされています。
→ http://www.youtube.com/watch?v=fnhmSVDNiDA
PV製作当時、ルーサーは脳卒中で倒れていて、
彼の友人(著名人ばかり)らが志願して、
このPVに出演し、完成させたと聞きました。
何もかも感動のストーリー(事実)ですね。
by sima (2006-09-18 15:01) 

ryus_cafe

なんて嬉しいことでしょう.*:。.☆
こんなにもルーサーのことを知っていてくださるなんて。
YouTube、嬉しくて早速試してみたのですけれど;
何故か途切れ途切れにしか見るor聴く事が出来なくて……
少し色々とやらなければならないことがありそうでございます;
simaさんはお父さまをすでに亡くされていらっしゃったのですね(-_-;)
それなら、尚更、このナンバーは心に深くにじんだことでしょう……。
この歌詞は本当にプライベートなものですけれど、それだからこその
説得力。本当にすさまじい程に伝わって参ります。
私も想わず涙がとめどなく溢れて……。
私は父を失ったわけでは無いのですけれど……それでも。
彼はこの作品を遺して……結局はお母さまよりも先に天国へ召されて。
のこされたお母さまの心の内を想うと……もう……。

人が大切な人のことを心から想う気持ち。
その深さ、ぬくもり、そして強さ。
さまざまなことをルーサーもまたいつも考えさせてくれます.*:。.☆
by ryus_cafe (2006-09-18 21:28) 

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