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素敵なつながり [日常]

こうしてblogなどを運営致しておりますと、偶然なのか、必然なのか、
素敵な廻り合わせに出逢う事が。
私の7月に出かけたある芸大の定期演奏会の記事がきっかけで、
katsuraさんというとても聡明で素敵な方とやり取りが出来るようになりました.*:。.☆
その切り口鮮やかな文章に魅せられておりましたなら、実は『無人島のための音楽』という小説を出版なさっておられるとのこと。
早速Amazonにて、注文。ようやく、昨日手に取る事が出来ました。

無人島のための音楽

無人島のための音楽

  • 作者: 伊藤 桂
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本



夜中、一気に翔け抜けてゆくが如くに読了。
内容を綴ってしまうとこれから手に取って下さる方に申し訳がありませんので、
本当に個人的な想いをそのままに。
まずはその表現の豊かさ、切り取り具合に、とにかくドキドキ。
なんと鮮烈にその場の雰囲気が浮かび上がってくることでしょう。
苦おしいまでの、登場人物たち各々の想い。
読みながら……大切な知人のことを思い出しておりました。
彼ら(登場人物の誰か)になら、その知人のことを本当の意味で理解出来るのかもしれない……などと思いながら。
最後の終わり方にも、とても心救われて。
効果的に音楽が使われ、さながらラジオドラマを聴いているよう。
この鮮やかさはまさに、katsuraさんの色彩豊かな表現のなせる技。
これを3年も前に書きあげたkatsuraさんの筆力、造詣の深さ……
私の詩集も読んで下さったのですけれど、実にお恥ずかしい限りで。

登場人物オリジナルの『無人島のための音楽』に想い馳せながら、
katsuraさんの次の作品が楽しみでなりません。





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