SSブログ

薫陶 [こぼれ落ちる想い]


そっと
母が大切にしまっていた
手紙の束

ひとつ
また、ひとつ
ひも解いた





遠く 彼方
細かく したためられた
あなたからのエアメール
苦笑してしまうほど
たわいもないことまで

どんなに
どんなに
遠く離れていても
側にいる

こんな時から
本当は
練習をはじめていたんだよね

どんなに
遠く離れていても
側にいる



今 また
あなたから
こうして届いている


あなたを失った時の
僕の年齢を迎える息子の元に
あなたの年齢を すでにこえた
僕の元に




☆All Words Written by 夏実

☆photo/(C)Infinite Glider







                                                                                               


nice!(6)  コメント(10) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 6

コメント 10

ryus_cafe

>カフェオランジュさんへ.*:。.☆
いつもnice!ありがとうございます(^-^*)
そうそう……蚤の市はいかがでございましたか♪
よいお天気で、さぞかし盛況だったことでしょうね.*:。.☆
by ryus_cafe (2007-05-04 01:12) 

つーちゃん

想いを綴ったお手紙を書き続けたお父様と其のお手紙を大事に持ってらっしゃるお母様、素敵なご夫婦ですね。
電子メールも便利ですが、友人に直筆の手紙を書きたくなる詩です(^^)
by つーちゃん (2007-05-05 15:37) 

のらりくらり

お久しぶりです。
そして、再開おめでとうございます。
私も無理やりパソコンから遠ざかってみると、
パソコンに毎日向かっていた生活とまた違った自分を発見できました。
心の暖かさも離れて初めて知ることができるのかもしれませんね。
近づいた離れたりそんな空間が必要なんでしょうね。^^
また、素敵な詩に触れられる喜びは、
待っていた時間が作ってくれたのでしょうね^^
by のらりくらり (2007-05-05 19:34) 

ryus_cafe

>つ→ちゃんさんへ.*:。.☆
いつも書き込みありがとうございますφ(^-^*)♪
直筆のお手紙というものは、たとえその方がいなくなってしまっても、その存在を強く伝えてくれるものがございますね。義父の残した文字一つ一つに出逢う度、それを強く思うのです。
例えば、百人一首に残されたちょっとした文字や将棋の駒の入った箱に、そっと添えられた言葉……瞬時に何十年も前にタイムスリップしたように感じる引力の強さ。なんと言いましても生きていた証しと言えるものでございますものね。ついついキーボードに頼りっぱなしの今日この頃、ちょっぴり考えさせられることでもございました。
by ryus_cafe (2007-05-06 12:58) 

ryus_cafe

>のらりくらりさんへ.*:。.☆
nice!ありがとうございます.*:。.☆
のらりくらりさんこそ、再開心よりおめでとうございます.*:。.☆
またおいでいただき、本当に嬉しゅうございます(^-^*)
お休みしている間に、(元々少ない☆)読者の方もさらに減ってしまい……(^-^;;;自らの言の葉の魅力の無さに少々落ち込んでしまったりも(苦笑)
それでも、ゆるりゆるりφ(////)……またいつものペースで頑張って参りますので、どうぞおつきあい下さいませね.*:。.☆
心込めて。
by ryus_cafe (2007-05-06 13:04) 

ryus_cafe

>はぎぽんさんへ.*:。.☆
nice!ありがとうございます.*:。.☆
後ほどあらためてそちらへもうかがわせていただきますね♪
by ryus_cafe (2007-05-06 13:05) 

ryus_cafe

>RINGOさんへ.*:。.☆
nice!ありがとうございます.*:。.☆
RINGOさんは何時も丁寧にお食事を味わっていらっしゃる感じがして、blogをいつも楽しく拝見させて頂いております♪
by ryus_cafe (2007-05-06 18:17) 

いつまでも忘れないことが大事ですが、どうしても日常に埋没してしまう
記憶ってあります。まだまだ老人には程遠い年齢で亡くなったぼくの両親に、生前大した孝行が出来なかったかわりに、いつまでも忘れないこと、
両親よりの長く生きることを心に誓って生きてます。
by (2007-05-07 00:40) 

ryus_cafe

>aerialさんへ.*:。.☆
nice!ありがとうございます.*:。.☆
決して忘れてしまっているわけではないのだけれど、常に思い出したりもしない……そんな感じなのでしょうか。
でも、それが時間という薬の効能なのかもしれませんね。
主人は父を失ってしばらくは、そっと隠れて泣いたりすることもあったようでございますから。(主人は当時12歳でございました)
ご両親より長く生きること……何よりの親孝行でございますね。
そしてそんなaerialさんのご活躍を、天国のご両親は誰よりも喜んでおられるに違いありません。
by ryus_cafe (2007-05-07 23:42) 

ryus_cafe

>ROPE ISLANDさんへ.*:。.☆
nice!ありがとうございます♪
by ryus_cafe (2007-05-10 17:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。