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ゆるゆるの旅〜その10 [ゆるゆる旅日記]

さて随分ご無沙汰になってしまった『ゆるゆる旅日記』その10をお送り致します(////)
前々回最後にUPした作品、ムリーリョ・バルトロメの『無原罪の御宿り』
あの若く可愛らしいマリア……覚えていただけているでしょうか.*:。.☆
あの作品で、一応バロック時代のご紹介を終え、いよいよ近代へと時代を進めて参ります。
……本来なら古典主義、ロココ美術、新古典主義、ロマン主義、ラファエル前派、
写実主義などと続いてゆくはずだったのですけれど。
スペインの巨匠ゴヤ、ロマン主義を代表するフランスのドラクロワ、
写実主義の代表フランスのミレーやコロー、印象派のマネ、巨匠モネ(『睡蓮』は展示の方でご紹介済み)、鮮やかな色彩と独特なタッチのルノワール、晩年には目が見えなくなってしまった『踊り子』で有名なドガ……とご紹介させて頂くはずが……
前々回……"素晴らしい作家たちの作品をかなりの数、飛び越えてしまっております;"
……と、申し述べました通り、見事にそのあたり、すっ飛ばしてしまっておりましたllllll(T-T )llllll
ロートレックの『ムーランルージュにて』や点描法が殊の外美しいスーラ・ジョルジュの『グランド・ジャット島の日曜日の午後』……
後期印象派の代表の一人、近代絵画の父と言われるセザンヌ。
ああああ;;;もうあまりにも飛ばし過ぎでございます;llllll(-_-;)llllll
(来年、もう一度おいでおいでと美術館が呼んでいるようでございます;;;)
それでも、気を取り直して、先に進んでゆかなければなりません。

……で、ようやく作品でございます。(長過ぎましたね。)
まずは印象派の中で活躍した素朴派アンリ・ルソーの作品。
その独創性とイマジネーション溢れる大作の数々。どの作品にも漂う静けさと神秘性。
思わず観る方も空想の世界へと誘われてゆきます。

『蛇使いの女』


『異国風景』


それでもこのルソー、フランス国外への旅行をしたこともなかったのだとか。
パリの植物園や動物園がお好みで、とりわけよく通っていたそう。
見たことも無いような植物が描かれているのは、そういうところからなのかもしれません。
もしかしてパリの植物園にはこういったイメージのところがあるのでしょうか……。

そして後期印象派、ポール・ゴーギャン。


『われわれは何処から来たのか?
 われわれは何者であるのか?
 われわれは何処へ行かんとしているのか?』。
タイトル、長いです(^-^;;;
作品タイトルの表現の違いは微妙にあるのかもしれませんけれど、ここでは大塚国際美術館の表記で。
ヨーロッパの文明を否定しタヒチへと旅立ったゴーギャン。
独特の色彩で描き続けたタヒチの人々。その集大成となった作品。
これは美術館の中でテーマ展示とされておりまして、そのテーマは『時』でございました。

さて、ゴーギャンといえば、いよいよゴッホです。
アルルでの2ヶ月間の共同生活。
しかしながら個性のきつ過ぎる二人の生活はすぐに破綻が訪れます。
フィンセント・ファン・ゴッホは後期印象派を代表するオランダ人画家。
多くの素晴らしい作品がございますので、それはまた次回にまとめてご紹介させて頂きたいと思います。



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ROPE ISLAND

行ったことないんですよねー,美術館
「博物館」なら,しばしば・・・
今度,行ってみようと思いました。
by ROPE ISLAND (2006-11-20 00:46) 

sima

あのマリアさまですね、もちろん覚えてますよー
と言うか、
忘れようにも、忘れられません♪ (めっちゃタイプですし(笑))
ルソー...常に正面から捉えたような作風が、彼らしいですね。
きっとマジメな方だったのだと、
彼の絵を見る度に、いつも思うのです。
(写真もそうですよね。
 ぼくの写真は、いっつも斜が入ってますし...(-_-))
そして、印象派/ゴーギャン。
小学時代、初めて見た「想い」を忘れません。
「地上の楽園タヒチ」と、
ついでと言ってはなんですが、「天国に一番近い島ニューカレドニア」。
まだ行ったことがありません。
仕事を一段落させたら、絶対に行ってみたい場所ですね。
(あと、モナコにも行ってみたい...)
*いつになることやら...まさしく、これも「翌檜の木」ですねぇ。(笑)
by sima (2006-11-20 02:15) 

のらりくらり

マリア様、失礼ですが私もタイプです。
印象派、もっとも人気の高いところへ来ましたね。
ルソーは、本当にsimaさんの仰る通り、平面的ですよね。
技法も面白いですね。
立体感を出しているにも関わらず、
切り絵のように切り取ったような平面的な感覚があります。
この描き方に、何人の絵本作家イラストレーターが
ご厄介になったかと思うくらい、洗練された技法ですね。
本当に、「真面目な方」だったんでしょうね。
ゴーギャンは、男の憧れかもしれません。
私もゴーギャンのような楽園生活をしたら…
きっと母国へは、帰ってこれません。
simaさ~ん!
「帰ってきて~♪」
あっ、まだ行ってらっさらなかったんですね。
by のらりくらり (2006-11-20 03:08) 

katsura

ルソーやゴーギャンの異国趣味・・・一人は自国で夢をつむぎ、もう一人は出かけていってしまったのが面白いですね。
by katsura (2006-11-20 08:11) 

ryus_cafe

ROPE ISLANDさんへ.*:。.☆
いつもコメントありがとうございますφ(^-^*)
美術館もとても面白いですので、是非お出かけくださいね♪
美術館は建物自体もとても素晴らしい建築物になっているものも多いですし、環境に触れるだけでも、かなり良い刺激がえられると思います♪
興味のある美術展を選んでお出かけしてみて下さい。
受験勉強も大変だとは思いますけれど、きっと良い気分転換にもなることでしょう♪
by ryus_cafe (2006-11-21 00:25) 

ryus_cafe

simaさんへ.*:。.☆
早速のnice!&コメントありがとうございます(^-^*)
とにかくso-net blogのあまりの重さに困り果ててしまっております;
もしかして……長いコメントも送信が重く、遅くなってしまうのでしょうか?
あまりに時間がかかり過ぎる上に、失敗して飛んでしまうことが連発していますllllll(-_-;)う〜んllllll

ふふふ(^-^*)あのマリアさま、simaさんにはストライクだったようでございますね♪
何となくそんな感じがして(笑)このマリアさまは絶対載せないと……と
思って撮影してきたものでしたので、お喜びいただけてとても嬉しゅうございました(笑)♪
その上たいむらいんさんにもストライクだったようで(^-^*)♪
ゴーギャンもいくつかあったのですけれど……中々全部撮影しきれなくて。
今さらに思いますのが;
やはり大塚国際美術館、恐るべし。……ということなのです。
こんなにも、これでもか、これでもかと名画が続くのですもの……
完全になめておりました(////);;;;
(多分、来年も行くことになりそうでございます……(^-^;;;)
simaさんは出張のようでございますね。
どうぞあたたかくなさって、風邪など召されませぬように。
お帰りを楽しみに待っておりますね.*:。.☆
by ryus_cafe (2006-11-21 00:40) 

ryus_cafe

たいむらいんさまへ.*:。.☆
nice!&コメント、いつも本当にありがとうございます(^-^*)
たいむらいんさんは、絵画にもとてもお詳しいのですね♪
私はそんなに詳しくございませんので、時折妙な解説をしてしまっているかもしれません(////)お恥ずかしいです;;;

ゴーギャンのタヒチでの生活は決して楽園と呼べるものでは無かったようにも思えるのです。
この絵画をみておりますと、タイトルからも悩み続けた人なのでは……と思ってしまう部分もあって。
趣味で描いていた頃のゴーギャンは幸せだったそうですけれど、画家一本に絞ってからは貧困にさいなまれた生活……
人生とはままならないものでございますね;
でも、simaさんのおっしゃるニューカレドニアやモナコ……訪れてみたいです。
私は海外はジャマイカくらいしか、満足に訪れてはおりませんので(////)
by ryus_cafe (2006-11-21 01:01) 

ryus_cafe

katsuraさんへ.*:。.☆
nice!&コメントありがとうございます(^-^*)♪
その対比に気付いて下さるところ、さすがkatsuraさんでございます♪
by ryus_cafe (2006-11-21 01:31) 

つーちゃん

印象派の方々の作品は風景にしても人物にしても、うっすらとベールをかけたような感じがしますね。
森羅万象の現象を強烈に表現するのではなく、どこか和らげて表現しているような気がします(なんか、表現しにくいです、ごめんなさい、)

ぜひ、来年もお時間できましたら、リベンジしに行ってくださいね。
「見事にすっ飛ばされた」(笑)作品たちが待ってはるとおもいます~。

ウチ、芸術系に興味を持ち出したの最近なんですよ~。
今まで、美術展や芸術展のポスターを見ても通り過ぎるだけだったんですが、こういったものにも興味を持てるようになった自分に驚きです。
とはいえ、夏実さん達の様に、作風や画家や芸術史等の知識が全く皆無です~。(恥ずかしい話です)
無知な発言があったら、コソッと訂正してくださると嬉しいです( *´∇`)
by つーちゃん (2006-11-22 12:35) 

ryus_cafe

つーちゃんさんへ.*:。.☆
(////)私もそんなに詳しくないのですよ、つーちゃんさん☆
ですからね、どなたが観られても、なんとなくわかるような(わからないような?!)解説になっているところが好まれているところかもしれません〜φ(^-^;;(実は、この『ゆるゆる旅(美術館)日記』、意外と楽しみにして下さっている方が多いのです(////)~☆こんなにいい加減な更新ですのに☆)
知識を持っていてもいなくても、素晴らしいものは素晴らしい.*:。.☆
……そんな感じで私も楽しみながらUPさせていただいております。
そして、作品ももちろん素晴らしいのですけれど、その作品を通じて芸術家たちの側面が垣間見えたりするような……そういう部分が案外私は好きだったりするので、そのあたりを、ちょっぴりでも触れるように致しております♪
その方が私自身もずっと作品を楽しめますから♪
私の知識もゆるゆるなものですので、私の方こそいつでもダメだしして下さいませねφ(^-^;;;
たぶん、リベンジの方は果たされる可能性ものすごく濃厚です(笑)。
by ryus_cafe (2006-11-22 14:04) 

表参道のハナエモリビルの地下にその昔“猫”というカフェレストランが
ありましたが、店内の壁一面に、このルソーの絵にインスパイアされた
ような壁画が描かれてましたね。思い出すなぁ~
by (2006-11-24 01:21) 

ryus_cafe

aerialさんへ
素敵です.*:。.☆
aerialさんのblogやコメントからはそちら(東京)のご様子が芳しく漂うようで♪
私は兄がずっと東京におりますけれど、私自身は宝塚におりますので、とても興味がそそられます(^-^*)♪
aerialさんのblogの記事をゆっくり遡ってゆくのが、今私の密かな楽しみの一つになっております♪
by ryus_cafe (2006-11-24 11:03) 

chi-ran

おひさしぶりです~♪ 絵画。じっくり見ていません・・美術館に行きたくなりました^^
蛇遣いの女っていう絵。 とっても刺激になりますww わたしもシンガポールで
ニシキヘビをくびに巻いて写真を撮りましたが~意外とかわいく感じました♪
by chi-ran (2006-11-27 23:19) 

ryus_cafe

ちえさんへ.*:。.☆
体調を崩しておりまして;大変お返事が遅くなっております;(ごめんなさい;)

シンガポールでニシキヘビ……きゃ〜(T-T)こ;恐いです〜;;;
は虫類は大丈夫な人にとりましては、この上も無くかわいいものなのだそうですね;
確かにトカゲちゃんのつぶらな瞳はかわいいような気も……(^-^;;
by ryus_cafe (2006-12-02 21:25) 

ryus_cafe

>hideyaさまへ.*:。.☆
nice!ありがとうございます.*:。.☆
4年以上前の記事にnice!をいただけるなるなんて
検索でもかけてたどり着いていただけたのでしょうか。
本当に感謝感激でございます。
心からの感謝を込めて。
by ryus_cafe (2010-05-04 00:34) 

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