歳を重ねただけの子供のまま [こぼれ落ちる想い]
炙り出されるような感覚
めまいを覚えるほどの熱量が
想い出にみるみる色をさしてゆく
ぼやけてしまった輪郭を取り戻すことはできないけれど
それは確かに以前感じたはずのもの
心に広がった痛みのようなものが
ただ 歳を重ねただけの子供のままだと
窓に映る自分を
ため息混じりに見つめている
☆photo/(C)「NEO HIMEISM」
(※このお写真は「NEO HIMEISM」さまよりお借りさせて頂き、
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☆words / (C)夏実