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サヨナラという名の約束 [詩集]

私の詩集『Blue Doors〜ココニ、イル』の中に、
「サヨナラという名の約束」という作品がございます。
この作品はmidi作曲家higuさんとのコラヴォレーションで生まれました。
(歌詞ではなく、イメージ詩として作成。)
詩集にはどうしても音楽を添える事が出来なかったこともあり、
私のサイトRyu's Cafe(http://ryuscafe.fc2web.com/index.html)には
『Music』というコンテンツを作成し、彼の作品をいくつかご紹介させていただいております。
こちらのblogをmixiにリンクしたこともあり、直接こちらへおいで頂く方もちらほらといらっしゃるのではと想いましたので、今回はその音楽作品をあらためてご紹介させていただくことに致しました。
この作品は彼が大学院生時代に卒業してゆく大切な友人を想いながら作成された作品でございます。


『サヨナラという名の約束』
midi:(C)Higu / words:(C)夏実

花びらが舞い
誘われるように見上げた 青空

白き一筋
飛行機雲が 伸びてゆく
手をかざした 向こう側
途切れぬように 願いを込めて

視界が 歪む
アナタのいない風景が
こぼれ落ちてゆく


「傍にいなければ 育めない想いなんて
きっと 脆いものだよ
傍にいなければ 寂しさを感じないなんて
それも 嘘だよ」


私が ためらった約束
アナタの唇が 奪った

頬伝う 涙が
サヨナラという名の約束
交わしたことを 教えてくれた

アナタと私の命の時間
奇跡のように 重なり合った

その 瞬間に 心のどこかで
いつか終わりが来ることも わかっていた

飛行機雲の終わり
知らないままに
目を 伏せていた

……それで よかったのに

髪揺らす風が そっと 伝えてくる

その約束
忘れさえしなければ
時がくれる変化を まとった二人
きっとまた 出逢うはずだから、と

その約束
忘れさえしなければ



※Special thanks to Mr.Higu.



Blue Doors—ココニ、イル

Blue Doors—ココニ、イル

  • 作者: 夏実
  • 出版社/メーカー: 新風舎
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本


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